スペイン語

BSP(Business Spanish Program)とスペイン語

¡Hola! Class of 2019のMattyです。今回は私がIESEを選んだ理由の一つでもあるスペイン語について書いてみたいと思います。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、IESE MBAは英語とスペイン語のBilingual MBA degreeを取得できるプログラムです。Non-native speakerの我々はBSP(Business Spanish Program)と呼ばれるスペイン語授業の最終レベルであるモジュール12(一般的に言われるB2レベル)を卒業までにクリアすることが取得条件となります(以前はこれに加えて、2年生時にスペイン語でMBAの授業を受講しなければならなかったようですが、数年前にこの条件は廃止されたのでかなり楽になりました)。

BSPはMBA Program開始前の短期講座(8月後半2週間)に始まり、1年生は毎週月・水・金のMBA授業後に2時間ずつ、2年生は月〜木の昼休みに1時間ずつ授業があります。IESEのMBAはかなり忙しいため、オプショナルであるBSPをドロップアウトする学生が多いのも事実ですが、追加の授業料無しでスペイン語を学べる素晴らしい機会ですし、語学は他のソフトスキル同様に生涯活用していけるAssetだと思うので、IESEにいらっしゃる方は是非受講をオススメします(BSPを取らないと日常生活でスペイン語に触れる機会があまりないため、スペインに住んでいながらタクシーやバルでろくに会話もできない恥ずかしい思いをすることになってしまいます)。ちなみに、私は大学時代の第二外国語は中国語だったのでスペイン語は全く馴染みがなかったですが、7月頭にバルセロナ入りして語学学校に通ったおかげでモジュール6からスタートすることができ、このペースでいけば2年生の始めにはモジュール12を終了できる予定です。

せっかくビジネススクールに来ているのにスペイン語なんか、と思われる方もいらっしゃると思いますが、私的には以下の3点で非常に魅力を感じています。

①キャリア

海外で働くには基本的に現地の言語が必須となりますが、スペイン語を話せるとスペイン始め中南米諸国もカバーできるので活躍できる領域が一気に広がるかと思います。NativeやAdvanced レベルを求めるポジションは流石に難しいですが、英語(Business level) +スペイン語(Intermediate level)程度のポジションであれば、バックグラウンドさえあれば十分狙えると思います。私は、MBA卒業後は日本で働く予定ですが、スペイン語圏の会社とのプロジェクトや駐在の機会等、今後の長いキャリアの中で活かせる機会がくるものと期待しています。

“Bilingual MBA”に関しては、CVに書いたところで誰も気にしないと思うので、私としては正直どうでも良いですが、あるに越したことはないですし、それよりもスペイン語を話せるということがメリットだと考えています。

②恋愛

MBAブログにこんなことを書いてはいけないのかもしれませんが、私は2014年ワールドカップ観戦でブラジルを訪れて以来、ラテンの女性に魅了されています。世界の三大美人国と言われる3C(Colombia, Chile, Costa Rica)はいずれもスペイン語圏であり、スペイン語を話せるとラテン美女と結婚できる可能性が格段に高まると信じています。

先日飲み会帰りに街中で女性二人組に話しかけたところ、イタリア人女性2人組でした。彼女たちは英語もスペイン語も話せませんでしたが、同じラテン言語ということもありこちらがスペイン語、先方はイタリア語を話して会話が成立するという非常に面白い経験をし、スペイン語の可能性に昇天しました。また、スペインのバルや街中で声をかけることに関して言えるのは、スペイン人は基本的に愛想よく接してくれるため、(最終的に断られるにしても)楽しく会話できる可能性が非常に高いです。私の東京やPhiladelphiaでの経験と比較してBarcelonaはTinderのマッチング率も非常に高いため、(どちらが目的かはさておき)BSPで学んだスペイン語をすぐ実践できる素晴らしい学習環境が整っています。もし独身でビジネススクール選びに迷っていらっしゃれば、是非検討項目としていれて頂ければと思います。

③友人

IESEはラテン系学生が多く、彼・彼女らにスペイン語で話しかけることができるので、仲良くなりやすいです。また、1年生時は宿題や就活に追われ、他セクションの学生と交流できる機会が少ないですが、BSPのクラスメートとは8月の短期集中講座(毎日9時〜5時)に始まり、週3で一緒に学習するため、かなり仲良くなります。直近ではBSPクラスメートとバルサの試合観戦に行ったり、試験後に先生も一緒にメキシカンバルで打ち上げをしたりしました。

なお、BSPの試験は会話重視(70%)のため毎回苦労しますが、試験前にスペイン語オンライン会話で特訓してなんとかクリアしています。

実は上記サイトはClass of 2018の先輩たちがサマーアントレプログラムで立ち上げたビジネスなのですが、先生がスペイン人ということで会話のネタが合いますし、若くて可愛い先生が多いのでお気に入りです。

BSPの不満を挙げるとすると、BSPという名前の通りビジネスシーンでのスペイン語を学ぶため日常単語が不足する点です。これはどうしようもないので、上記の通り、バルや街中での会話、Tinder、スペイン語オンライン会話等で補うよう努力しています。

スペイン語は動詞の活用変化が多く一見難しそうに感じますが、一旦英語を学習しているため、英語学習時と比較すれば大分楽に感じます。IESE・Barcelonaには上記のような素晴らしい学習環境が整っていますので、是非一緒にチャレンジしましょう!

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