ホームページをご覧になっていただきありがとうございます。Class of 2015の武村です。
早いもので、IESEで学ばせていただき1年が過ぎました。タフなワークロード、クラスでの発言が成績に直結する緊張感等、IESEは評判通りスパルタな学校でした。レポート、チーム課題、試験勉強、予習が重なった時の、「無理だよ~」感は今でも忘れません。ただ、IESEへの進学を決め本当に良かったと思っていますし、僕はIESEが好きです。今日は、皆さんの受験勉強のコーヒーブレイクとして、僕がIESEを好きな極めて個人的な理由を紹介させてください。
MBA受験中、アメリカのMBAをビジットした際、授業中にも関わらず生徒たちがサンドイッチやフルーツを好き勝手に食べていたり、スタバをすすっていたり、えらく自由だな~。。。と思った記憶があるのですが、IESEでは授業中の水以外の飲食は禁止です。もちろん、自分のネームプレートの裏にコルタード(エスプレッソに少量のミルクを加えたスペインスタイルのコーヒーの飲み方)のカップを隠しながら飲んでいる学生もいますが、多くの学生はルールに従っています。
また、授業中にPC・携帯を触ることも、基本的には禁止で、もし触っている場合は教授から注意を受けます。確かに不便なことも多いのですが、「ビジネスで重要なのは自分の頭で考えることだ!Facebookを見ている暇があるなら考えろ!」と言われているような気がして僕は好きです。ただ、あるファイナンスの授業で、ゴリゴリにエクセルを使った予習が必要な回があったのですが、僕のチームで一番真面目で優秀なR君が、完璧に予習したエクセルシートを授業前に印刷するのを忘れ、そんな時に限って運悪く教授に当てられました。PCを開くことも許されず、成す術無く遠くを見つめるR君の表情は今でも忘れません。
ラルフローレン表参道店のようなキャンパス
ラルフローレンの表参道店をご存知ですか?私はあそこが好きなのですが、IESEのキャンパスには通じるものを感じます。アメリカのMBAにような広大なキャンパスではなく、こじんまりとしたキャンパスですが、伝統と、清潔感を感じさせます。また、キャンパスでは常に清掃の方が忙しく動き回り、職人の方が植物の手入れをされているので、キャンパスは庭も含め常に細部まで美しいのです。何も発言できず、ひどく落ち込んだチームミーティングの後に一人でコルタードを飲みながらキャンパスの庭を眺め、気持ちを落ち着かせたのは一度だけではありません。。。
やっぱりスペイン人
ダイバーシティーに重きを置くIESEですが、そうは言っても、学生の20%程はスペイン人。教授陣にもスペイン人が多くいます。もちろんすべてのスペイン人がとは言いませんが、常に明るく、場を盛り上げてくれ、大きな声で笑うスペイン人の同級生と接していると、自分もポジティブな気持ちになり、大いに救われた場面が多くありました。また、スペイン人のマーケティングの教授が、生徒とお笑い芸人のようなやりとりをしながら進めたブロイラー用コンタクトレンズの授業は、1年目の中でも印象的でした。その授業中に、「Are you Chicken???」と叫びながら質問を投げかけられたチームメイトのスペイン人M君の狼狽っぷりは、今でもチームの鉄板ネタとなっています。
以上、僕がIESEを好きな理由を3つご紹介させていただきました。IESEでの日常を理解していただく助けになれば幸いです。
僕自身、IESEを、そしてバルセロナを訪れたことが進学の大きな決め手になり、その後の準備を前向きに進める原動力になりました。少しでもIESEへの進学をお考えでしたら、一度バルセロナを訪れられることをお勧めいたします!
お付き合いいただきありがとうございました!