今回は、秋学期の9月〜12月に、新潟県にある国際大学(IUJ)より交換留学に来ていた伊藤さんのIESEの感想をお伝えしたいと思います。
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国際大学よりIESEに4ヶ月間交換留学に来ていた伊藤です。私の在籍元のIUJは新潟県にあり、全クラス英語のMBAです。学生は日本人が2割弱で、東南アジア、中央アジアの学生が多いです。
私が交換留学先としてIESEを選んだ理由は、学生の多様性です(編注1)。特に、IUJと違って、欧州や南米の学生が多い点に興味を持ちました。例えば、ある授業のグループワークでは、チームメンバーの大部分が、チリとスペインの学生で、議論が突然スペイン語になることがありました。また、他の授業のグループワークでは、メンバーの大部分が、ブラジルの学生で、こちらは突然ポルトガル語になることがありました。
また、経済から社会問題までを経済理論で分析する応用国際経済学という授業では石油・ガス価格の話題になると、先生がよくロシア学生たちに話を振り、彼らのコメントに、米国、ドイツ、イタリアの学生がまたコメントしていました。また、先生は国債債務不履行の話をする際、アルゼンチン学生がいないのを確認していました。
アルゼンチンの最近の国債債務不履行を揶揄ったジョークを言うために。
ちなみに、他の授業で、アルゼンチン学生がプレゼンで笑いを取るために、自国の国債債務不履行を自虐的に話していましたが。
このように、多様な学生の中で授業を受け、グループワークを行えたことは大変貴重な経験でした。4ヶ月間だけの短い期間でしたが、IESEでの交換留学は私に多くの学びを与えてくれました。
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(編注1)
IESEのStudent Profile(当時)。