Class of 2018 のNです。
今回はJapan Business Clubのメイン活動の一つである、地元企業に対するコンサルティングサービスをご紹介します。
1)Japan Business Club(JBC)について
Japan Business Club(JBC)とは、IESE内で組織されているRegionalクラブの一つです。活動内容は大きく2つに分けられます。IESE学内用のイベント企画・運営(Japan Dinner, Japan Trek等)とIESE学外用の活動です。このIESE学外用の活動のメインとなるのが、地元企業に対するコンサルティングサービスです。
2)Consultingサービスについて
IESEキャンパスのあるバルセロナには2000人弱の日本人が在住しており、また日本食・日本文化ブームも相まって、日本の飲食店を中心に多数の自営業者の方が在住しております。こうした方たちに、在バルセロナ企業の団体である水曜会や日本人協会、領事館が開催するイベント等を通じてネットワークを図り、JBCからの無料コンサルティングサービスを提供しています。無料でコンサルティングサービスを提供する狙いとしては、主に以下の2点があげられます。
①MBAでの学びを実践する場を手に入れること
②地元企業へのサポートを通じて、バルセロナで日本文化を広めること
特に上記①については、学校の授業(Cap Stoneプロジェクト等)でも実践する場は提供されているものの、より企業に近い場所でリアルな問題を解決するために動くことができる、という意味では、より学びが多い場であることは間違いありません。例えば、Cap Stoneプロジェクトでは、企業規模は大きいが「どの課題を解決してほしいか」は企業側から提供されます。反面、JBCでのコンサルティングサービスは「ビジネスを発展させるために、何が課題となっているのか」を一から探すことも多いです。そのため、ビジネスオーナーとの対話の中から、今後の経営ビジョン(オーナーのやりたいこと)に沿った解決策を提案することとなります。つまり、こちら側の選択肢が多いため、今まで学んだことをフルに生かすことができることになります。
現在、手がけているプロジェクトの一例としては、
日本人パティスリーの新店舗運営・新商品開発のマーケティングPJ
著名な建築家主導の美術館建設PJ
IESE Alumniのスタートアップ支援
などです。
我々Class of 2018は、これからの2年生の期間を使い、上記のようなPJに取り組んでいく予定です。
今後、入学される方も入学を検討されている方も、比較的日本人在住者が多いバルセロナだからこそ得られる「地元中小企業の経営に参加できる場」としてのコンサルティングサービスに魅了を感じていただければ幸いです。