こんにちは、Class 2023のMと申します。
単身渡航している私からは、住居とフラットメイト(=ルームメイト)探しの経験についてお話させていただきたいと思います。
単身IESE学生の住まいには主に以下の3タイプがあります。
・フラットシェア →今回のテーマ
・フラット一人暮らし
・寮(IESE専門寮はなく、一般学生向け寮です)
”Flat”という言葉に馴染みがない方もいるかとは思いますが、“Flat share”はそれぞれ個別の部屋を持ちつつ、数人でキッチンやバスルームなどを共有して生活するスタイルです。
過去の先輩方も含め、日本人学生は比較的一人暮らしが多いようですが、私は以下の理由でフラットシェアにしました。
・他の学生との共同生活を楽しみたい
・できるだけ安くお得に住みたい(←私費生としてはすごく重要)
Contents
フラットメイト探し
まずは一緒に住む人を決めなくては!ということでフラットメイト探し開始です。
私たちClass 2023は、IESE入学を決めたタイミングで、同級生でやり取りできる専用SNSに招待されました。その中で、
①フラットメイト探し専用のトークグループが立ち上がり
②フラットメイト探し中の人が、自己紹介や相手の条件を入力する共有リストができあがり
③定期的にオンラインでのフラットメイト探しマッチングイベントが開催されました
これはあくまで生徒同士が自らやっていたことで、学校側が公式に仲介したり、部屋を紹介したりするシステムはありません。
早い人は5-6月くらいから、遅い方は7-8月にフラットメイトを決めて、部屋探しを開始します。
私の場合、台湾人の子がフラットメイト募集リスト上の私の情報を見て連絡をくれ、オンラインで話した上で気が合うなと思い、トントン拍子で一緒に住むことが決まりました。
(この時いろいろ事前確認しなかったことを後ほど後悔しました。。)
部屋探し
フラットメイト確定まではスムーズでしたが、そのあとの部屋探しは非常に大変でした。
バルセロナの部屋探しも日本と基本的には一緒。Su〇moのような物件紹介サイトを通じて物件を探し、気になる部屋を見つけたら問い合わせフォームから内見を依頼、内見して(しなくてもOK)気に入ったら契約です。
こう聞くと何が大変か、と思うかと思いますが、私は以下3つの壁にぶつかりました。
①物件サイトを通じた英語の問い合わせに高確率(7-8割)で返信が来ない
②部屋探しをした8月は学生と長期滞在の旅行客による物件争奪戦争
③フラットメイトと部屋探しの条件が合わない
①物件サイトの問い合わせはスペイン語(Google翻訳でも可)がスムーズ
日本にいた時からスペインの物件サイトで部屋探しをしていたのですが、問い合わせを英語で送れども送れども返信がこない。後になってGoogle翻訳でも使ってスペイン語で送ればレスポンスを得られたのでは、と気付きましたが、時すでに遅しでした。部屋探しの動き出しが遅かったせいもあり、8月頭に渡西するまで内見予約をすることができず、現地で携帯を入手してから鬼電で各不動産屋にアタックしました。
②バルセロナの物件争奪戦争は東京と変わらない
勝手なイメージで、「スペインはきっとゆったりしているから、物件探しもそんなせかせかしてないだろう」と気楽に構えていましたが、全くそんなことはありませんでした。私が物件を探していた8月は、IESEを含む多くの学生、バケーションを楽しむ長期滞在者が物件を探しており、スピード感は東京と一緒。昨日見た物件が今日なくなっているのはザラ、今朝見た物件が午後なくなることもしばしばでした。フラットメイトがまだアメリカにいたため、話し合いや確認をするのに時差の問題もあり、部屋探しはなかなか難航しました。
③住居条件はフラットメイトを決めるタイミングで確認すること
当たり前のように聞こえるとは思いますが、実際はフラットメイトが見つかるかが不安で、話をしてフィーリングが合ったと感じた瞬間に決めてしまったので、後から住居条件のミスマッチが浮上してきました。私の場合は家賃やバストイレの共有条件の不一致が出てきましたが、そのほか住みたいエリア(学校からの近さ)なども重要条件になるかもしれません。最終的には、多少妥協する形で住居を決めましたが、実際の生活上は全くフラットメイトと衝突することもなく、素敵なシェア生活を送っています。
新しい土地で、母国語でない言語に囲まれながら生活をするのは、それだけで知らないうちにストレスがかかると思います。アカデミックもソーシャルも満喫するには、やはり基盤の住まいをいいものにすることは欠かせないと思いますので、少しでもフラットシェアまでの過程をイメージするのにお役に立てると嬉しいです。