こんにちは。Class of 2026のÑです。私はIESE入学前の2024年1月、IESEが主催するFuture Female Leaders Awardというイベントに参加しました。先日その同窓会がちょうど開催され、いい機会なのでその時の体験についてシェアします。
- 参加動機
参加の動機は至ってシンプル(不純とも…。)で、MBA応募期間中にアドミッションチームに対して顔を覚えてもらいたかったというのと、募集要項に「本イベントへの応募プロセスにおいて優れたパフォーマンスを示した者には、MBA入学に際して奨学金を支給する可能性あり」といった趣旨の文言があったため、奨学金のチャンスが上がるなら是非、と思ったことです。
- 応募・選考のプロセス
応募方法は10月頃に、300 wordsのエッセイを提出するというものでした。私はIESEに2nd Roundで応募したため、こちらが先に締め切りを迎え、エッセイ作文にあたって良いウォームアップになったと思います。当時のエッセイカウンセラーにも内容を見てもらい、提出しました。11月には選考結果が発表されました。
- イベント内容・参加者
年によって内容は多少変わっているようですが、私が参加した時は3日間のうち1日はWomen in Business Clubが主催するWiBカンファレンスに参加し、残りはコーチングセッションやネットワーキングディナー等が開催されました。総勢70名以上の世界中から集まった優秀な女性たちと出会うことができ、これまで一度も留学などをしたことがなかった私にとって、初めて海外の友人ができたことそれ自体も大きな収穫となりました。
Class of 2026で応募していた人は他にもたくさんおり、Round 1で既に合格済みの参加者からはアセスメントデーのアドバイスをもらったり、Round 2で同時期に応募済みの参加者とはともに面接に向けて励ましあったりし、IESE入学後にみんな再会できた時には喜びもひとしおでした。ちなみに、ホテルのキャパシティの問題でいくつかの部屋が相部屋になっていたのですが、私と同室になったアイルランド人の子とは、IESE同級生の初めての友人として、今でも仲良くしています。
先日開催された同窓会ランチ

- 振り返りと思うこと
このようなイベントに参加していながらではありますが、私は「女性リーダー」「女性MBA」といった括りで物事を見る・語るのが個人的に好きではありません。女性といっても十人十色ですし、男性・女性である前に一人の人間として、ビジネスパーソンとしてキャリアを築いてきた中で、唐突な二元論が現れることに違和感を覚えるためです。
ですが、入学してからWiBカンファレンスの開催には実に多くの男性メンバーが関与しているということを知り、見方が変わりました。これまでは極端に言ってしまえば「女性による女性のための」イベントだと思っていたところ、実際には「男女問わず問題意識を持っている人たちによる、社会全体をより良くするための」イベントであると今では感じています。実際に参加してみないと、こういった無意識のバイアスを自分が持っていることにも気が付くことは難しいものです。残りのMBA生活でも、食わず嫌いせず色々なイベントに参加することで、多様な見方を吸収していければと思っています。
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