女性MBA

夫と子供2人を連れてのMBA留学

こんにちは。Class of 2021のNです。IT企業を退職後、IESEに私費留学中です。30代後半子持ちでMBA留学をすることに決めた経緯、そしてスペインでの子育て事情についてお伝えできればと思います。また、この留学中にスペインで出産を経験したため、そちらについても触れられればと思います。

1. MBA留学を決めた経緯

キャリアチェンジを考える中で、経営に関する知識を体系的に学びたいと考えたこと、留学することで英語はもとより異文化にも触れたいと思ったことがきっかけでした。

退職私費という点で不安もありましたが、人生100年時代と考えたときに学びなおすタイミングとしては遅くないと思えたこと、いろんな人と話す中で転職35歳限界説に縛られる必要はないと感じたことで、留学することに決めました。

2. スペインの子育て事情

スペインには夫(休職中)と子供ときており、保育園(待機児童無し)も活用しつつ、平日は主に夫が育児を担っています。当初は不安もありましたが、実際に生活してみて、バルセロナはとても育児に良い環境と感じています。①子供に対してフレンドリーかつ寛容、②ベビーカーでの外出がしやすい、③気候が良い、④海にも山にも文化施設にもアクセス良好、⑤公園が多い、の5点が特に気に入っています。

まず1点目ですが、街中では常にいろんな人が子供に声をかけてくれます。夫曰く、孤独になりがちな主夫生活において、子供をきっかけに話せることも楽しいそうです。また泣き声や大きな声に対し嫌な顔をする人がいません。もちろん時と場合によって周りへの配慮は必要ですが、委縮する必要がありません。

2点目ですが、幅広で段差の少ない道路構造に加え、エレベーターや公共交通機関でごく当たり前にベビーカーが使えます。MBA前は都内に住んでいたため、電車ではベビーカーをたたみ、バスには抱っこ紐で乗車し、エレベーターでは乗れるまでひたすら待つという生活でしたので、それと比較し、べビーカーでスムーズに外出できるバルセロナ生活は非常に快適です。抱っこ紐を全く使わなったため、肩腰の負担が激減しました。

3点目の気候については、四季がありつつ、暑すぎず寒すぎず、雨が少なく、非常に過ごしやすいです。なおバルセロナは雪が降りませんが、バスや電車で簡単に行けるスキーリゾートがたくさんあります。

4点目ですが、海にも山にも文化施設(博物館、美術館、ガウディ建築物など)にもバスで30分程でアクセスできます。なお美術館や博物館は週末無料開放も多く有難い限りです。

最後の5点目ですが、繁華街と言われるアシャンプレにある自宅から、徒歩3分圏内だけでも公園が5つありますし、街中でもそこかしこに公園があります。ちょっと不思議な構造なのですが、バルセロナの地図を上から見ると街が碁盤の目状になっており、各マス目の中央部分でよく公園を見かけます。

長々書きましたが、バルセロナは本当に子育てに良い環境で、IESEはもとより、バルセロナを選んで本当によかったと感じます。

3. スペインでの出産

私には2歳と0歳、2人の子供がいるのですが、2人目はスペインで出産しました。先述の通り、MBA後にキャリアチェンジを考えていたので、MBA後はすぐに子供を持つことは難しい可能性があること、また30代後半という年齢のこともあり、MBA中の出産を計画した形です。よく「MBAと子育ての両立は大変じゃないか?」と聞かれるのですが、仕事と子育ての両立と大差ないと思います。もちろん大変なこともありますが、やりたいと思えるのであれば、必ず両立できます。

関連記事

Coffee Chat

最近の記事
おすすめ記事
  1. Surpass Boundaries with Humility and a Spirit of Respect: An Interview with Mr. Kadokura, CEO of APCE (AGC Pharma Chemical Europe)

  2. 謙虚な心とリスペクトの精神で与えられた「枠」を超えよ―APCE(AGC Pharma Chemical Europe) CEO 門倉さんインタビュー

  3. IESE Japan Search Fund Forum – 投資家パネルディスカッション 「サーチファンド起業の意義」

  1. バルセロナ生活費シリーズ第2弾

  2. 飯島塾長インタビュー 外(学習塾)から見たIESE part3 起業編

  3. 夫婦同時MBA留学

TOP