こんにちは。Class of 2019のMattyです。
先週IESEで3rd International Search Fund Conferenceが開催されました。
(Search Fundについては以下のブログにて紹介されていますのでご参照ください。)
Search Fund conferenceはStanfordとIESEがそれぞれ1年おきに開催しており、Stanfordが米国・カナダを、IESEではそれ以外の地域のSearch Fund activityをカバーしています。(日本でも9月に第一回サーチファンド カンファレンスが開催されました。)今回は350人超の投資家、CEO、サーチャー等が参加し、過去最大規模となりました。私はSearch Fund clubのVPをやっており、当該カンファレンスにもVolunteer leaderとして参加しました。大規模なカンファレンスであったため、各種調整で結構大変でしたが、Search Fundコミュニティーの中に入る貴重な機会となりました。
当日はLatin AmericaやEuropeでの事例等についてPanel discussionが行われ、投資家、CEO、サーチャーそれぞれの視点や経験談を伺うことができました。当日のPanelの様子については近日中に以下リンクにアップされると思いますので、是非ご覧頂ければと思います。
Panel以上に有益だったのが、Search Fund コミュニティーメンバーとのネットワーキングです。(Search Fundコミュニティーでは、過去にサーチャーとして成功した者がサーチファンド 投資家となり、次世代のサーチャーを支えるという好循環が生まれています。非常にタイトなコミュニティーが出来上がっているため、ネットワーキングが非常に重要と言われています。)
コーヒーブレイクやカクテルパーティーでのチャットに加えて、各Volunteerがそれぞれ10人の投資家・CEO・サーチャーとのディナーをホストしたので、彼らとの関係を築く貴重な機会となりました。また、実はカンファレンスの裏で投資家とCEO/サーチャー間でのボードミーティングやファンドレイジング交渉等が行われているのですが、CEO・サーチャーにとっては非常に重要な場であるため部屋のセットアップ手伝い等を通じてCEO・サーチャーと仲良くなることができました。
Search FundについてはBusiness School各校にて授業があると思いますが、IESEで学ぶ特有のメリットとしては下記が挙げられると思います。
・International Search Fund Centerを通じたSearch Fund コミュニティーに触れる機会(今回のconferenceでのvolunteerもそうですが、現在2年生向けに新たなvolunteerポジションも検討されています)
・Search Fundに興味を持つ学生との交流(私の同級生も現在3人がファンドレイズ活動をしています)
・豊富なゲストスピーカーシリーズ(アントレやVCのクラス等の学校側主催のものに加えて、Search Fund clubもalumni等を招待して開催しています)
・FINAVESから資金調達できる可能性(FINAVESはIESE卒業生向けのVCですが、Search Fundへの投資も行われています)
私は今学期にIndependent Study Project(自分が興味のある分野についてリサーチ・プロジェクト等を行い、それを単位認定できるもの)で日本でのサーチファンドの実行可能性を検討する予定ですので、IESEのリソースをフル活用してやっていきたいと思います。