今回から数回に渡り、 IESE Business School 入学審査官であり、ご自身も Class of 2016の卒業生でもある西田氏にアプリカント目線で入学審査についての気になる質問をしてみました!
直接だと入学審査への影響が気になっちゃって聞きたいけど躊躇っちゃうような、あんなことやこんなことまで 答えていただきました。 皆様の参考になれば嬉しいです!
西田さん、こんにちは! 入学審査官へのインタビュー企画、 快諾くださりありがとうございます。 今日は 私がアプリカントだった時になかなか聞けなかったことまで質問させていただきますね!よろしくお願い致します。
こんにちは!どんな質問があるのか楽しみです。この企画を通じてIESE の透明性の高さもアプリカントの皆さまに感じてもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
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IESE のイベント関連に参加するとどのくらいの影響が出ますか?
まずIESE のイベント関連の質問からさせていただきます。IESE 公式セッション(One-to-One含)に参加するとどのくらいへの影響が出ますか?例えば、 One-to-Oneしなくても合格するんですか?
※One-to-One とは IESE MBA Class of 2016の卒業生でもある日本人アドミッションオフィサー の西田氏(日本・韓国・中東担当) が、 プログラム、 キャリア機会、 入学審査プロセス、 バルセロナ生活等、幅広く個別の疑問にお応えするイベント(45分もしくは30分、日本語可)のこと。 登録&予定は毎月のお知らせをご確認ください。
僕と One-to-One をするかどうかは直接合否に影響しません。
僕が受験生の時は、キャンパスビジットで十分すぎる情報と興味が得られたのと、 スコアやら出願ラウンドやらで際どく悩むポイントがなかったのと、
何だかアドミッションって得体が知れないなぁ(笑) と思っていたので、当時の日本担当の方とは そのような機会を設けず、出願しました。
最後の点については、自分自身はそんな不気味に見られたくないなぁと今は思ってますけど 笑
他方、One-to-One は、僕にとってもその方を知った上でカスタマイズされた応対をさせて頂く格好の機会ですので、何らかの目的意識を持って臨んで頂ければ、その方にとってその機会にしか得られないような気付きが得られることはそれなりにあろうかと思いますし、それが間接的に合格可能性増加に繋がることもあり得るかと思います。
受験生の時に One-to-One しなかったんですか! それは驚きです… 私自身は One-to-One は夏 に一度だけさせていただいて、MBA やっぱり受験してみようって意志を固めました。
同級生の中には数回 One-to-One している人もいましたね。でもやっぱり、面接官との One-to-One 緊張するんです。
One-to-Oneに参加するにあたり、 どのくらいの準備をしたら良いです か?
そこで続いての質問ですが、 One-to-One に参加するにあたり、どのくらいの準備をしたら良いです か?
IESE に多少なりとも紐付いた何かしらの目的意識をOne-to-One に対して持っていらっしゃれば、出願準備段階に関わらず大歓迎です。
確かにホームページに日本語で山のように情報はありますが、 それを自分で発見できるかは別の話なことは誰よりもよくわかっているので、IESE について完全なレベルまで知識と興味を武装してからとか構えなくて全然結構です。 また、 出願前であれば複数回参加頂い て結構です。
社会人同士で時間を取って話す時には、 基本、 どんな時でも目的意識があるはずですよね。 目的意識についてはそれと同じ話なので、大して要求度の高い話ではないはずです。その上で時間を予約頂 いたら、僕としてもできる限り色々な気づきを持ち返って頂く機会になるよう最善を尽くします。
必須とは言いませんが、別途、会話を深めるためにも、 薄っぺらくても全然いいので CV か LinkedIn のプロフィールはあると良いですね。僕は LinkedIn の代理店営業マンというわけではないですが (笑)、オンラインのコミュニケーションが主流になって名刺交換という概念が概ね消えた中、その代わ りの役割も務め得るのが LinkedIn だと思います。 LinkedIn は、 転職希望者だけのツールではもは やないと思いますし、 後々卒業生や在校生のプロフィールをチェックして必要に応じてアプローチしたりと MBA 受験においては多機能なので、 社費/私費関係なくですね。 緩めなものであれば15分もあれ ば作れるはずです。 ちなみに、日本以外の地域 (中東など) の受験生でOne-to-One をするにあ たり CV も LinkedIn もどちらもない人は、ほぼいません。 簡単なエチケットみたいな感覚でしょうか。 捉 え方次第かもしれませんが、 こちらも大して要求度の高い話ではないはずです。
仮バージョンのCVでも提出して参加していったほうがいいですか?
CV ですね… MBA 受験準備するまで英文 CV 書いたことなかったです。日本語ですら新卒の時に履 歴書を書いたっきりでした。 TOEFL や GMAT 等の勉強してる段階だと、 CV もまだまだ準備段階で、でも Open Day とか CV 提出が必須なイベントには出たい、どうしようかとジレンマを感じていた記憶があります。 例えば、 仮バージョンのCVでも提出して参加していったほうがいいですか?
出願時のCVしか入学審査上考慮されません。本当です、どうか信じてください 笑ということで、CV は暫定版でも全然構わないので、興味があれば躊躇わずにガンガン参加してください。 日本語の CV でなければ、つまり英語の CVであれば、大丈夫です 笑
特に、模擬授業を含む Open Day でないとケースメソッドを基盤とした授業形態が自分に合うかは確認できないと思うので、是非 IESE を審査する意味でも有効活用されてください。
Round3 のころに急遽 IESE に興味を持ったといった場合、合格する可能性はあるでしょうか?
それは良かったです! 私もアプリカントの時、ケースメソッドでの授業の模擬体験のインベントに参加した ことで、みんなで意見を言い合うって楽しいな、これが世界各国と異なるインダストリー出身者との授業 だったらどんな風になるんだろうとテンション上がって、 受験勉強にも精が出た記憶があります。 IESEって アプリカント向けのイベント豊富でフィット確かめやすいなと思っていました。
一方で、 例えばこれまでIESEのイベントに一度も出ていないのだけれども、 Round3 のころに急遽 IESE に興味を持ったといった場合、合格する可能性はあるでしょうか?
イベントから得られた情報や印象の有無を自分事に落とし込んだ上で出願パッケージに盛り込めるとい 間接的要素による差分は生じるとは思いますが、 イベントの参加の多寡は直接合格可能性に影響 するものではありません。 ちなみに、 同じことがキャンパスビジットの有無にも言えます。
日本人で出願前に一度もイベントに出たことがないというのは確かに希少ですが、 イベントに出ずとも日 本人在校生サイトから在校生との面談を申し込むなど代替手段は複数存在します。 それにそういった 動きを自ら取る方が、 自分と似たバックグラウンドの人など明確に会いたい人がいる場合、 手っ取り早い ですよね。 自分でネットワークを広げられるという意味でも素敵だと思います。 紹介等必要な場合は、僕宛にご相談頂くことでももちろん構いません (この時にも LinkedIn があると大変スムーズです)。
また、イベントに出る機会を逸してしまったり受験を急遽考え始め短期間に準備を進めた方などの事情 にも配慮し、 Round 3近辺でもイベントを設計することが多いです。また別途回答しますが、奨学金 獲得可能性の文脈を除けば、 Round 2に比べて Round 3 での出願にて不利になることはありませ ん。
確かに私も在校生となってからこのサイトの「お問い合わせ・キャンパスビジット」や LinkedIn で何名か のアプリカントの方からメッセージを頂いて、オンラインで1時間程度お話しさせていただいたことがありま す。バックグランドや決まっている場合は MBA 後の目指すキャリアを簡単にシェアいただくと、ベストと思 われる在校生につなげますし、 西田さんを頼りつつ卒業生にもお話を聞けますよね。 アプリカント向けイ ベントは活用するとフィット感やキャリアを考える上で非常に参考になると思いますが、たとえイベント参 加がゼロであっても、 出願を諦める前にその時点から何が出来るかを考えて行動してみるのが良い、、、というかそれしかないですね! 結果が出る前に、 諦めたらもったいないです!
こちらの企画まだまだ続きます。 次回も乞うご期待です!