ケースメソッド

IESEはゼネラルマネジメントと人格教育に重きを置いており、その具体策として授業では約19か月で400近いケーススタディーをこなすことが求められます。個々のケースは非常に実践的で興味深い内容です。実際に経営者が悩んだ意思決定を同じように考え、教授及び多様なバックグラウンドを持つ学生と議論しながら進めていくそのスタイルは、記憶にも定着しやすく、グローバルビジネスリーダーに必要とされる意思決定能力を磨く訓練として実になる授業法だと言えます。

ケースの授業の多くは、クラスパーティシペーション(授業での発言)に基づき評価されるため、入念な予習が求められます。なお、IESEの評価システムは相対評価で、大きくはA10%、B80%、C10%に分けられます。このうちC1学期中に3つ取ると面接、年間に6単位取ると追試と面接があり、改善が見られないと放校もあり得るため、学生の予習への取り組み及び授業中の議論の白熱度合には目を見張るものがあります。

ケースコンペティション

いつものクラスメンバーとは異なり、ケースを用いて与えられた課題に対する解決策の戦略提言を行い、その優劣を競うチーム対抗型の大会もあります。IESE内外には多数の参加可能なケースコンペティションがあり、各々が興味のあるテーマのコンペティションに自主的に参加し、IESE内で自由にチームを組成し、IESE内および他校のMBAプログラムの生徒とグローバルで競い合います。

コンペティションのテーマは、企業の成長戦略、新規事業開発、マーケティング戦略、企業価値評価、ベンチャーキャピタル投資、ソーシャルビジネス等、多岐にわたります。

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