IESEのキャリアサービスは主に、1. キャリアディベロップメントセンターによるアプリケーションサポート、2. キャリアフォーラム、キャリアトリップ企画の3種類があります。
1. キャリアディベロップメントセンター
キャリアディベロップメントセンターは、全般的な準備担当、業界担当、地域担当に分かれ、大多数のメンバーがIESE MBAの卒業生です。
CVレビュー, 模擬面接やキャリアワークショップ、アプリケーションデイ等のサービスを提供してくれます。
日本で就職を検討する場合は、IESE東京オフィスの西田(MBA全般担当)が主担当となります。
2. キャリアフォーラム
最も大きいキャリア関連のイベントは、キャリアフォーラムで年2回、計100社弱が参加し、プレゼンテーションやブースでの企業説明、および面接が行われます。コンサルティングファームや投資銀行については主要企業のすべてが訪れます。事業会社については欧州企業が目立ちますが、今年はサムソンや楽天等のアジア勢も参加していました。また、スペインの優良企業が訪れることもIESEの特徴の一つです。一部の企業ではEU就労ビザを必要条件としていますが、そうでない会社もそれなりにあります。ロンドンの金融のポジションでは、就労ビザは不要な場合がほとんどと思われます。言語については、スペインや南米企業ではスペイン語を必須としている会社と英語のみで可の会社があります。欧州各国やアフリカでは、フランス語、ドイツ語、ロシア語等を必須としていたり、推奨している会社・機関もあります。
3. クラブ主催のキャリアトリップ企画
IESEには、クラブが約70存在し、プロフェッショナルクラブ、リージョナルクラブ、スポーツクラブ、ソーシャルクラブに大別されます。
特に、約25存在するプロフェッショナルクラブは、キャリアディベロップメントセンターと緊密に連携しており、前述のキャリアトレック他、業界ごとのキャンパスにおけるセッションを開催しています。
プロフェッショナルクラブの一例としては、ビジネスコミュニケーションクラブ、コンサルティングクラブ、フィンテッククラブ、女性のビジネスクラブ、アジアビジネスクラブ等です。詳細は、プロフェッショナルクラブの一覧からご確認ください。
キャリアトリップについては、ロンドン・バンキング・ツアー、エナジー(エネルギー業界)トリップ、シンガポール・トレック等の様々なツアーが開催され、各社を訪問します。これはら希望者のみ参加が可能です。
コンサルティングクラブやファイナンスクラブ等、各クラブが独自にCVやカバーレターのレビュー、ケース面接対策等を行っています。ヘルスケアクラブやプライベート・エクイティクラブでは、業界の各企業を招き、随時プレゼンテーションやランチが開催されています。さらにラテンアメリカ・ビジネスクラブや中東・アフリカクラブ等が独自のネットワークで現地企業の採用情報をポストしています。ここに挙げた以外にも、様々なクラブがキャリア関係のサポートを提供しています。
4. その他
教授が個人ベースで会社とのネットワークを持っている場合があり、これについては必ずしもキャリアサービスとリソースが共有されていません。従って、うまく情報収集を行い、各教授のリソースを活用することも有用であると考えられます。