バルセロナは一言で言うなら、「地上の楽園」!一度住んでしまうと他の外国に住んでもなかなか同じレベルの満足を味わえないくらいの生活の質を伴う環境がそこにはあります。学校選びにおいてはMBAのコースで得られる機会にフォーカスしがちですが、海外の都市で1-2年を暮らすことになるため、普段の生活から得られる機会や都市の特徴を考慮することも重要です。
過ごしやすさ
バルセロナの魅力の一つは過ごしやすさと言っても過言ではありません。太陽の国スペインと言われるだけはあり、晴れが多く、一年中快適に過ごすことが可能です。夏は夜9時まで明るく、街全体が開放的な雰囲気になります。真冬にはバルセロナも冷え込みますが他の欧州主要都市と比較すると晴れが多くは暖かいことから冬場に旅行をしてバルセロナに帰ってくると、天気の良さのありがたみを実感します。
また、海外においては治安も重要な点ですが、バルセロナはスリなどの軽犯罪はありますが(日本人在校生でも被害者あり)、身の危険を感じることは殆どなく、女性でも治安の良いエリアであれば深夜に徒歩で帰ることが可能です。
医療も進んでおり、スペインの医療水準は日本と遜色ありません。学生/パートナーがバルセロナで出産した事例も複数あります。
*IESE学生にはAXAの医療保険が留学中に自動付帯しており、AXAと提携している病院での診察費用は原則無料になります。有償でパートナーも加入可能です。
物価
現在のインフレ&円安環境においては、物価水準は重要な比較項目だと思われます。バルセロナは米国の東海岸、西海岸は言わずもがな、ロンドンやパリなど主要なビジネススクールがある都市の中では最も物価が安い都市だと言えます。物価が相対的な安さによって留学先で多くの経験(友人や家族との旅行やパーティなど)をストレス少なく得ることができるのは一つのメリットになります。
食
バルセロナの食環境はとても充実しています。パエリアやトルティージャ、生ハム、カヴァ(発泡ワイン)など美味しいスペイン料理を街のバルやレストランで手頃な料金で食べられます。また、米を食べる習慣があるため地元のスーパーでお米を購入することができ、市場ではサーモンやマグロ、ホタテなど新鮮な魚介類を手に入れることができるので、家で刺し身を楽しむこともできます。生ハムの原木もスーパーで売られているので、自宅で毎日生ハムを切って食べることも可能です。
街
バルセロナは観光の街として知られているだけあって、娯楽で溢れています。建築家アントニ・ガウディの影響もあり、街全体の建物が美しいことに加えて、海と山があることから、自然の美しさを満喫することもできます。
バルセロネタビーチは最も有名なビーチであり、多くの人が海水浴や日光浴を楽しんでいます。周辺には飲食店やクラブなどの多くのお店が集まっています。週末や試験後にはビーチ周辺のクラブに行くのが定番です。また、ボートを貸し切ってボートパーティをすることもできます。
一方で、スマートシティとしても有名で、2014年にEuropean Capital of Innovationに選ばれています。これは「革新的なソリューションを通して市民生活を改善した自治体」を評価するEUの制度で、バルセロナはIOTセンサーを至る所に付与し治安維持や行政効率の向上に取り組んでいます。
人
バルセロナの人はフレンドリーな人が多く、街には外国人が多く住んでいることから、外国人に対する寛容度も比較的高いと感じます。スペイン語もしくはカタルーニャ語しか話さない店員さんも多いため、スペイン語を使って会話するとより温かく対応してもらえる気がします。
娯楽
多くの人を魅了するのはやはりスポーツで、サッカー、テニス、F1など世界レベルのスポーツイベントにアクセス可能であることは、バルセロナの優位性と言えます。中でもサッカーの人気はとても高く、FCバルセロナの試合は毎回大変な盛り上がりです。試合の前後はスタジアム周辺の道路が封鎖されて、一種のお祭り騒ぎです。スタジアムには老夫婦が孫を連れてきて観戦に来ている姿も見られ、FCバルセロナは老若男女から愛されています。
サッカー以外で特筆すべきはサルサダンスやパデルというスポーツです。どちらもスペインを代表するような文化であり、学生の中でも人気があります。ダンスクラブやパデルクラブもあるので、初心者がゼロから始めることができます。
芸術
バルセロナは芸術においても有名な都市の一つであり、多くの芸術家を輩出しています。建築の分野ではガウディのサクラダファミリアはバルセロナを象徴する建物です。20世紀を代表する芸術家であるジョアンミロの美術館や、ピカソ美術館があり、絵画好きにはたまらない都市です。
バルセロナから電車で1時間半ほどの都市であるサラゴサには、ロマン主義の大家であるゴヤ美術館もあります。
旅
バルセロナ空港は欧州の主要都市と直行便で結ばれているだけでなく、地中海の島やカナリア諸島などに多くの直行便を有しています。日本からではアクセスしにくい魅力的な観光地に短時間でアクセスできることは、バルセロナの魅力と言えます。シェンゲン協定のエリア内であれば、出入国に時間を取られることもありませんし、例えば学校から空港まではタクシーで約20分と空港から市街地の距離が近く、スムーズに旅を楽しむことができます。
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